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USER INTERVIEW ユーザーインタビュー

スマートフォン向けFXトレードシステム導入

新世代のスタンダードといえるスマートフォンFXシステムを実現できたと思います。

上田ハーロー 株式会社
システム部長 河野茂紀様
インタビュー

スマートフォン向けWebアプリケーションを導入されたユーザーの声をご紹介いたします。今回は、2011年1月に iPhone/Android 両対応のFXトレードシステムを導入された、上田ハーロー 株式会社 河野茂紀様にお話を伺いました。

――スマートフォンでの取引システムに関して、導入を考えられた経緯を教えてください。

iPhoneが発売された当初から、スマートフォンを利用する世代と、弊社の顧客層との親和性が高いということで注目していました。他社様においても独自のFX取引システムを構築される動向を踏まえながら、どういったサービスがお客様に本当に良い価値を提供できるかを社内検討していました。

その中で、iPhone の普及が進み、NTT DoCoMo® の Android 端末が増え始めた 2010年の夏頃よりターゲットを定めて導入プロジェクトを開始しました。

――今回、アプリではなく、iPhone/Android 両対応のWebベースで開発を進められた理由は何だったのでしょうか?

1つの理由としては、新たなサービスの追加に際して、お客様の手間や顧客サポートのコストを技術面で省きたいという点がありました。その点、iPhone/Android に関わらず標準ブラウザのみで同様に利用できるWebアプリケーションは魅力に感じていました。

また、進歩の早さという側面もあります。変化の速いインターネットの世界で、運用開始後の仕様変更の容易性、新たなセキュリティやパフォーマンスの要求といった変動していく面において、常にキャリアから最新の環境が提供されるブラウザの恩恵を享受できる点でも、Webアプリケーションに優位性があると考えています。

もう1つ、弊社が提供している FX 取引サービスは、アプリの特長である「スタンドアロンで利用できる」点を活かせない面もあります。サービス利用時はレート取得を含めネットワーク経由でサーバに接続していることが前提のため、従来のアプリと同等の機能をWebアプリケーションで提供できれば、先ほどのコスト・進歩面とも合わせてより優れたものとなることが考えられました。

――Webベースの実装で、特にこだわった点はありますでしょうか?

まず HTML5/CSS3 による実装でしょうか。従来はアプリでしか実現できなかった機能を、ウェブの利点を保持した上で実現できるパフォーマンスの高さから、既にシリコンバレーのスマートフォン用システム開発は 50% 以上が HTML5 に移行していると言われています。この最新の取引環境をお客様に提供できれば、と思い取り組みました。

特にこだわって開発したチャート特にこだわって開発したチャート

また HTML5 の特性を活かした iPhone/Android 両システムへの対応にも注力しました。開発を始めた当初、iPhone の取引システムは各社様から提供されていましたが Android 用は少数で、内容も iPhone と異なるものが多い状況でした。この点、これからの多様化を視野に入れてリッチクライアントとクロスプラットホームという相反する要素の検討を重ねた結果、ユニソースでの iPhone/Android 両対応を実現して、お客様の端末選択肢を可能な限り広く保つ努力をしています。

機能としてチャートの表現にも高いレベルを求めています。これは自動更新やテクニカルの描画がWebアプリケーションで期待通りに実現できるのか、開発当初からリソースを割いて検討を行って頂いた結果、従来型アプリに遜色ないクォリティを達成できました。この成果は他の機能にも波及し、Webアプリケーションとしての完成度を一層高めるものになっています。

――リリースされてからの、お客様の評判はいかがですか?

お客様のご利用は着実に増加し、ご評価も良好です。これは特に知識を必要とせず、スマートフォンに搭載されている標準ブラウザのみですぐに取引できる点も大きいかもしれません。また仕様変更を行う際も、お客様に特段の操作を要求することなく、すぐに新しいバージョンをご利用頂けるので、Webアプリケーションにしてよかったと感じています。

――社内ではどのようなご意見がありましたか?

実装前は「ウェブでやるの?」という意見もありましたが、以前から検討していた、ニュース・シグナル等の周辺情報部を統合した取引環境も同時に実現し、新しさや操作性だけでなく機能面での評価も受けています。また1秒未満のレート更新間隔やワイヤレスの特性を含めた安定性に対する配慮など、総合的にクォリティの高いスマートフォン向けサービスになったと捉えています。

――今後、どのような機能拡張や展開を考えていらっしゃいますか。

そうですね、お客様からも多様な要望を頂きますが、まずチャートの機能拡充などを行っていきたいですね。あとは iPad 等への対応も行えればと思っています。

今後はチャートの機能拡張やiPad版の展開も行いたいと語る今後はチャートの機能拡張やiPad版の展開も行いたいと語る

――今回のプロジェクトを振り返って、一言お願いいたします。

今回は HTML5/CSS3 による国内初の商用取引システムというチャレンジングな内容となり、苦労も多くありましたが、ワイズネット様の優れた開発体制と素晴らしいチームワーク・フットワークを得まして、プロジェクトを成功に導くことができました。大変感謝しております。

――ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

上田ハーロー 株式会社 システム部長 河野 茂紀 様

PROFILE
上田ハーロー 株式会社
システム部長 河野 茂紀 様

大学在籍中、坂村 健 教授(TRON プロジェクトリーダー)に師事し、高信頼リアルタイムシステムの研究に参加。修了後 J.P.モルガンにて各種金融システムの開発・運用に従事。三菱商事系SI会社を経て 2007年より現職。

上田ハーロー 株式会社様

スマートフォン向けFXトレードシステム「halomo for iPhone/Android」

上田ハーロー 株式会社様 スマートフォン向けFXトレードシステム「halomo for iPhone/Android」

業界初! FXトレード Webアプリケーション(iPhone、Android 両対応)として、2011年1月にリリース。

FXを行うために必要な取引機能と、ニュースなどの情報系コンテンツを搭載すると同時に、最新技術である HTML5/CSS3/JavaScript での実装により、iPhone/Androidアプリと同等の機能を実現。スマートフォンでのFX取引がストレスなく行えるようにいたしました。

また、各FX会社様向けに、上田ハーロー様での開発内容をベースとした、iPhone/Android 両対応のFXトレード Webアプリケーションも2011年3月にリリースしております。スマートフォンでのFX取引に必要な機能をパッケージ化し、迅速かつコストを抑えた形で、iPhone/AndroidでのFXサービスが提供できます。

上田ハーロー 株式会社様

halomo for iPhone / halomo for Androidのご紹介

iPhone、Android両対応 注文機能強化、充実チャートで進化するスマートフォン・トレード

iPhone、Android両対応の、ブラウザ型取引システム
取引はタップのみで簡単に実施。さらにチャート、経済ニュース、カレンダー、売買シグナルなどの取引に欠かせないサービスを最小限の操作で可能にしました。

1秒未満の間隔で更新されるレートや、8区分の時間軸、7つのテクニカルを搭載したチャートなど、アプリと変わらない高機能な取引システムです。

上田ハーロー 株式会社様

プロフィール

社名
上田ハーロー 株式会社(Ueda Harlow Ltd.)
登録
金融商品取引業
登録番号 関東財務局長(金商) 第249号
加入協会:(社)金融先物取引業協会(会員番号第1505号)
所在地
〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1-1神田須田町スクエアビル5F
資本金
4億9千5百万円
設立
1984年(昭和59年) 10月1日
業務内容
デリバティブ取引の媒介
店頭外貨保証金取引
取引所外貨保証金取引
外国為替、デリバティブに関する情報提供サービス
URL
http://www.uedaharlowfx.jp/

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